1年生をやりきった春――わたしたちの、ひと区切り

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1年生をやりきった春――わたしたちの、ひと区切り

こんにちは。
あたたかな日差しが増えて、春らしさを感じる季節になりました。

少し遅くなってしまいましたが、先日、無事に修了式。

わが家の長女、小学1年生を、なんとかやり切りました。

この1年、本当にいろんなことがあって。

朝の緊張で動けなかった日、教室の前で立ちすくんでいた日、
音楽の時間がつらくて泣いてしまったことも。

でも、遅刻や早退もしながら、なんとか通い続けることができました。

目標は「毎日行くこと」ではなく、
「自分のペースで続けること」。

そのかたちが守れたこと、ほんとうに大きな一歩だったと思います。

そして、年度最後の給食の日。

長女は、自分の席で給食を食べることができました。

以前は、周りの声や物音が気になって、
別室で食べていたこともありました。

クラスに戻ってきてからも、
後ろの席に移動して、なんとか落ち着ける場所を探しながらの給食時間。

でもこの日は、いつもと同じ自分の席に。

それがどれほどのことか、本人だけでなく私にもよくわかっています。

「いつかできたらいいね」と話していたその「いつか」が、
この春、ふいにやってきました。

少しずつ育ってきた自信

この頃は、本人の中にも少しずつ自信が育ってきているように感じます。

できることが増えていく。
無理のない範囲で、でも確実に。

そんな毎日の積み重ねが、今の長女をつくっているんだろうなと思います。

通知表のこと

通知表には、長女が大好きな「図工」のことが書かれていました。

なんと、図工だけ全項目◎。

好きなことに対しては、集中力も粘り強さもぐっと発揮できるタイプ。
「やりたいことには全力」な子です。

好き嫌いははっきりしていて、時には極端すぎるくらい。

でも、それも個性。

「この“好き”を、どう伸ばしていけるか」
最近はそんなふうに考えるようになりました。

出席数は決して多くなかったけれど、
そのなかでも、長女の取り組みや成長をきちんと見て評価してくださった先生には、
本当に感謝しています。

そして、春休み

春休みに入りました。

私が「ちょっとだけ復習してみようか」と言うと、
「絶対いや!」と即答。清々しいくらいの拒否。

テストの点や評価は、まったく気にしていない様子。
“今”を楽しむことにかけては、なかなかの達人です。

以前なら、「勉強しておいたほうが…」と思っていたかもしれません。

でも今は、「この子らしさ」をちゃんと受け止めたいと思えるようになってきました。

ひとまず、おつかれさま

1年生、本当におつかれさま。

悩んだり、泣いたり、立ち止まったり。
いろんなことがあったけれど、
それでも歩みを止めずに過ごせた1年間。

この子の持っている力を、少しずつ、でも確実に感じられた気がします。

4月からは2年生。
きっとまた、新しい壁や課題も出てくるでしょう。

それでも、焦らずに。

私は“どっしりと構えて”、この子の歩幅に合わせて、
また一歩ずつ、一緒に歩いていけたらと思っています。