お友達に申し訳ない

ASDと診断されるまで

🎒クラスの子たちに、申し訳ない気持ち

教室の前で立ち止まったり、行ったり来たりを繰り返す娘。

その姿を、毎朝クラスメイトたちは見ています。

気が散ってしまわないかな。
集中の妨げになってしまっていたらどうしよう。

先生の話が聞こえづらくなっていないかな。
子どもたちが不思議に思ったり、困ったりしていないかな。

そんなふうに、まわりの子たちに申し訳ない気持ちが、どうしても頭をよぎります。

本人だって、好きでそうしているわけじゃない。
むしろ、自分でもどうしていいか分からなくて苦しんでいる。

でもそれと同時に、教室の中の時間が大切なことも分かっているからこそ、
やっぱり、心配になってしまうのです。

みんなが同じように過ごせるわけじゃない。
でも、「みんなの迷惑になっているんじゃないか」と思いながら付き添う朝は、
ほんの少し、胸がきゅっと苦しくなります🫖

🧸「ずるい」って思わせてしまわないかな

教室の中には、きっと
「本当は行きたくないけど、がんばって来ている子」もいると思います。

泣いてもわめいても、誰にも頼れず、
自分の力で「がんばろう」と立ち上がっている子たち。

そんな子たちは、うちの子の姿をどう感じるんだろう

「ずるい」「私だってお母さんに付き添ってほしい」
そう思わせてしまわないか、それがとても心配です。

たとえ誰にも言わなくても、
心の中でちょっと引っかかるような気持ちを抱かせてしまっていたら…。
そう考えると、胸がぎゅっとします。

きっと、みんなそれぞれの「がんばり」を持って学校に来ている
その中で、わが子だけが特別扱いに見えてしまうことも、あるかもしれない。

だからこそ、本人のしんどさと周囲の空気の間で、私も毎朝揺れています