去年は熱中症に…今年こそは!感覚過敏の娘と夏の暑さ対策

去年の体験:嘔吐→倒れた、あの夏

去年の夏、娘は熱中症で嘔吐したあと、そのまま倒れてしまいました。あの光景は今でも忘れられません。水分補給や日陰休憩など、親としてできる限りの対策はしていたつもり。それでも防げなかったことに、正直落ち込みました。

夏になると「気持ち悪い」と座り込むことが増え、「どうしてこんなに気をつけているのに…」という思いと向き合う日々でした。

医師の見解:「感覚過敏もあるし体質」

いくつかの病院で相談した結果、どの医師にも同じように言われました。

「感覚過敏もあるし、体質的に暑さを強く感じやすい」

つまり、努力では変えられない部分がある。
ならば――もっと対策を増やすしかない。そう気持ちを切り替えました。

今年そろえた夏対策アイテム

“とにかく冷やす&涼む”を徹底するために、わが家が用意したもの。

  • 保冷剤を入れられる帽子
  • アイスリング
  • 氷嚢(ひょうのう)
  • クールタオル
  • ポータブル扇風機
  • ハンディファン
  • 梅干しシート(塩分補給)
  • ポカリスウェット

ねらいと使い方(さくっと表)

アイテム ねらい わが家の使い方
保冷剤入り帽子 頭部の冷却 登下校・屋外待機で。保冷剤は予備をクーラーバッグに。
アイスリング 頸部の冷却 屋外に出る前に装着。ぬるくなったら氷嚢にシフトチェンジ。
氷嚢 ポイント急冷 首すじ・わきの下・足の付け根を短時間で冷やす。
クールタオル 蒸発冷却 水で濡らして軽く絞る。うなじ〜前胸部をカバー。
ポータブル扇風機/ハンディファン 気流で放熱 濡れタオルとセットで使用。
梅干しシート 塩分補給 汗をかいたあとに。摂り過ぎは避け、飲水もセットで。
ポカリスウェット 水分+電解質 こまめに少量ずつ。常温ボトル+保冷ボトルを使い分け。

娘が「いちばん涼しい」と感じた方法

いろいろ試した結果、娘のいちばんはこれでした。
濡れタオルで顔や体を拭いてから、扇風機の風を当てる。

本人いわく「ただの扇風機より、濡れタオルとセットが最強」。感覚的にも心地よく、落ち着くまでの時間が短くなりました。

わが家の運用メモ(使い方のコツ)

  • 出発前に“プレ冷却”:家を出る5〜10分前から首・うなじを冷やしておく。
  • 日陰&休憩を先取り:辛くなる前に小休止。無理はしない。
  • 予備グッズをコンパクトに:予備の保冷剤・タオルを小さめクーラーバッグへ。
  • 「気持ち悪い」は合図:座って頭を低く、涼しい場所へ移動。水分は少量ずつ。

同じように悩む方へ:過保護に見えても大事なこと

感覚過敏や体質による暑さのつらさは、外からは見えにくい。だからこそ、過保護に見えるくらいで、ちょうどいいと私は思っています。

去年の経験を二度と繰り返したくない。その一心で、わが家は今年も工夫を重ねています。この記事が、どこかのご家庭の安心につながれば嬉しいです。

まとめ:持ち物チェックリスト

注意点(見守りのサイン)

ぐったりする、反応が鈍い、立てない・意識がもうろう、吐き気が続くなどの異変があれば無理をさせず、涼しい場所で休ませたうえで医療機関に相談を。緊急時はためらわず受診を。