🌱心配していたことが、現実になったかもしれない
少し前、娘が幼稚園で一緒だった1学年下のお友達にばったり会いました。
私もその子のママとは仲良しで、入学後もいろいろ心配していた様子でしたが、元気に通えているようでした。
でもその日、そのママが少し困ったように言いました。
「最近、毎朝“頭が痛い”って言うようになって…」
「でも、帰ってきたらケロッとしてるの。たぶん仮病だと思うんだけど…」
その言葉に、私は思わずドキッとしました。
──それ、うちの子も一年生のとき、まったく同じだった。
夏休みに入る直前のこの時期。
「おなかが痛い」「頭が痛い」「気持ち悪い」と体調不良を訴え始めて。
でも帰宅後は元気いっぱい。
今思えば、あれは“行きたくない”のサインだったんだと思います。
そしてそのお友達の教室は、昇降口に向かう途中、娘と私が通る道沿いにあって、
登校のたびに、窓越しに私たちの姿が見える位置なんです。
…もしかして、見えてたのかな。
「いいな、私も行きたくないな」って、思わせちゃったかな。
まさに私がいちばん恐れていたこと。
「無意識に“行かない”という選択肢を示してしまうかもしれない」って。
もちろん、我が子にとっては必要な対応で、間違ったことはしていないつもり。
でも、それを見た他の子にとってはどう映るか。
そのことが、ずっと心に引っかかっていました。
それが現実になってしまったかもしれないと思ったとき、
胸がギュッと締めつけられるような気持ちになりました。
