付き添い登校と、親の気持ち

学校|不登校

付き添い登校と、親の気持ち

娘の学校には、2年生で教室近くにずっと付き添っている親御さんが数人います。

1日中、教室のすぐ外で待機している。
それが当たり前のように続いている姿を、私はただただ「すごいな」と思って見ています。

きっと、それぞれに事情があって。
その選択に至るまでに、いろんな思いや葛藤があったはず。

「お母さんもずっといて」…ギクリ

そんな様子を見ていた娘が、ある日ぽつりと、

「あの子いいなぁ…。ねぇ。お母さんも教室のそばにずっといてよ」
と言いました。

ギクリ。
「ついに来たか」と思いました。
いつか言われるだろうな、と思っていたけれど、
実際に口にされたときの、あのなんとも言えない気持ち。

我が子の場合は…母子分離不安ではない

でも、娘は母子分離不安ではない。

学校以外だと私と離れることにパニックになるわけでもなく、
家を出るときは自分でランドセルを背負い、着替えて、準備はできている。

なのに、いざ学校に着くと「ムリ」となってしまう…。
その背景にあるのは、母子分離というよりも、学校自体へのストレスや苦手感だと感じています。

だからといって、ずっと付き添うという選択肢はない

だから私は、「教室前でずっと付き添ってほしい」と言われても、
それは無理。そこまでしないと行けないのなら、行かなくていいと言っています。

もちろん、これはあくまでも我が子に関しての話
他のお子さんやご家庭には、それぞれの正解があるはずです。

ただ、私の場合はその方法で仮に頑張ったとしても、いつか私が精神的にも体力的にも倒れてしまうと感じています。

もちろん、だからといって「付き添い登校ができるお母さんたちが楽にこなしている」なんて思っていません。
毎日続けるというのは、想像を超える大変さと、相当の覚悟があってのことだと思います。

本当にすごいことだと思うし、心から尊敬しています。

それでも、気持ちはきっと一緒

毎日付き添っているお母さんたちには本当に頭が下がります。

大変さも、覚悟も、いろんな想いも、きっとそれぞれ。
でも、きっと共通しているのは、「わが子のためにどうにかしたい」という気持ち

私は、勝手に仲間意識を持っていて。
そして、心の中でそっとこう思っています。

「今日もお互い、がんばりましょうね」🧸