「行きたくない」の朝――私がうまく寄り添えなかった日
朝の表情に感じた違和感
こんにちは。
今日は、朝から少し引っかかるものがありました。
玄関を出る前の長女の表情を見て、
「今日はちょっと難しいかもしれないな」
そんな予感がありました。
だけどどこかで「今日も大丈夫」と思いたくて、
そのまま一緒に学校へ向かいました。
泣き出した長女と、私の反応
学校の駐車場で、長女は急に泣き出してしまいました。
「学校行きたくない」
何度も繰り返されるその言葉に、
私はつい、ため息交じりに強い口調で対応してしまって。
「またか……」という感情が心の中を占めて、
余裕のない態度になっていたと思います。
不安でいっぱいだったのは、きっと娘のほうだったのに。
私の言葉は、あのとき、きっと優しさとはほど遠いものでした。
優しくできなかった自分に
それでもなんとか気持ちをつなぎながら、
手をつないで教室の前まで行きました、。
でもやっぱり教室には入れず、泣き出してしまった娘。
私は、その場で直接担任の先生に
「今日は、三時間目から登校させます」と伝えて一旦学校を出ることに。
そのあと、次女を幼稚園に送る車の中。
運転しながら、ずっと反省ばかりしていました。
「なんで、もっと優しくできなかったんだろう」
「私、母親なのに…」
そんな言葉が、頭の中をぐるぐる巡って。
1年生のときに経験した不登校のことも思い出しました。
あのとき、何度も試行錯誤をして学んだはずなのに。
私は、同じ場面に直面したとき、
思っていたほど成長できていなかったんだと、痛感しました。
先生のひと言に救われた
泣きじゃくる長女に、担任の先生がかけてくれた言葉。
「ここまで頑張って来たんだね、すごいよ」
そのひと言が、とてもありがたくて。
学校に行くことだけが正解じゃないけれど、
今日ここまで来られたこと自体が、大きな一歩だと見てくれた。
その安心感に、私自身も救われた気がしました。
午後からの登校、そして自分への問いかけ
家に帰ってからは、気持ちを切り替えて、
できるだけ穏やかに長女と接したつもりです。
三時間目から登校できたこと、
本当にがんばったと思います。
私も、できるだけ明るく笑って送り出したつもり。
でも、朝のひと言が、
どれだけ長女の心を傷つけてしまったか――
そう考えると、胸がぎゅっとなります。
心が揺れる日が、またやってきた。
でもその中で、私も少しずつ成長していけたら。
うまくいかなかった朝だったけれど、
これをきっかけに、また向き合い直していこうと思います。
長女のがんばりに、
今度はちゃんと、私の心も寄り添えますように。